2025年4月15日 融資支援について思うこと。

企業にとって赤字は倒産にすぐに直結しませんが、資金不足は倒産へのカウントダウンです。

そのために、「融資」という制度は企業が活動の源になる資金を調達するために必要不可欠なものとなっています。

特に上場企業とは異なり資金調達の方法が限られている中小企業にとってはほぼ唯一の他人からの資金調達方法と言っても過言ではないと思います。

ただ、昨今の融資はコロナ禍の緊急事態対策として大盤振る舞いだったことからの反動で、かなり厳しくなっています。

特に金融機関のバックについている信用保証協会の信用保証額はかなりの金額になっており、簡単にはお金を貸してくれなくなってきています。

融資にはしっかりとした事業計画や金融機関担当者とのコミュニケーションが重要となってくるわけですが、ここで登場するのが、融資支援というサービスです。

事業者側に立ち金融機関から支援をしてもらうために一緒に事業計画を立て、融資後もその計画の実施状況をモニタリングしていくというサービスになります。

支援者は融資金額に応じたフィーやその後のモニタリングに対する対価をいただくわけですが、、、

果たしてこのサービスはいるのだろうか?というのが実際に支援者になった私の昨今思うところです。

この融資支援の目的は、「融資を通す」ことにあるので事業計画うんぬんは関係なく、その会社に潤沢な資金や返済の原資となる担保があれば労なくして融資は受けれるはずです。

事業計画は融資とは関係なくしっかりと各企業がもっておくべきものであり、融資に必要だから作るのではなく常に決まったタイミングで立てており、融資の相談の際に当然のように出す感覚ではないといけないと感じています。

欲を言えれば、既存の付き合いのある金融機関なら融資の必要に関係なく定期的に事業計画を共有して融資の際には計画などはすでに共有されているものくらいの気持ちがあってもいいのではないかとも思います。

融資をもらうために背伸びをした計画を作ったところであまり意味がないのではないか。金融機関側もそこは見透かしていると思うと、その計画を作るために時間と労力とフィーは無駄なものにしか感じられないと思う今日この頃です。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です